「型枠」とは建物を建てる時、最初に必要となる建物の形をした器の事。
その器の中に、コンクリートなどを入れても崩れないように、しっかりとした丈夫な型枠を作り現地で組み立てるのが仕事です。
型枠大工の職人は、鉄筋コンクリートや鉄骨構造の建物を建築する際に、柔らかい状態のコンクリートを流し込むための型枠を作成するのが仕事です。イメージとしては、建物関係の様々なパーツの鋳型(いがた)を作成する職人です。一般的に、型枠大工は建築物を安定させるため、地盤に杭を打ち込む工事が終わってから施工を行います。水平・垂直を確認しながらマーキングする墨出し作業を行い、それに従って型枠を組み立てます。型枠の中に柔らかいコンクリートを流し込み、固まった後、その型枠を外すというのが一連の流れです。型枠には外壁や柱、梁や内壁などの様々な種類があり、型枠大工は建物の仕上がりに大きく影響する重要な工程を担っていると言えます。